経営者のライフプランについて

経営者の多くは会社の成長を一番に考えていますが、経営者個人の資産を増やすこともそれと同じくらい大切なことです。会社と自分自身の資産を守るために、ファイナンシャルプランナーに相談してライフプランを立てましょう。

 

個人資産が必要な理由

経営者の資産を増やす理由には従業員との報酬の違いをはじめとする経営者の特殊性が大きく関わっています。経営をしていると、現在の事業に関連した事業など、新たなビジネスが見えてくることもあるかもしれません。その際、手元に資金があればタイミングを逃さず投資が可能です。また、会社が経営危機に陥った場合、最後は経営者の財産に頼るしかないからです。そのためには、会社の危機を救えるほどの財産を残しておかなければなりません。
また、従業員とは違い、退職金に相当するものを自分で用意しなければいけません。退任後の生活のためにも個人資産が必要になります。会社を長く経営するため、そして経営者が安定した生活を送るためには、会社と経営者の将来を考えたライフプランを立てる必要があります。

ライフプラン作成時に考えること

ライフプランを作成する際に考えるのが、人生の3大資金といわれる住宅資金・教育資金・老後資金です。

・住宅資金
マイホームを購入する時期や、賃貸に住み続けた場合にかかる家賃などを考えて必要な資金を計算します。

・教育資金
教育資金は学校や塾といった子供の教育にかかる金額を計算するのですが、お子さんを会社の後継者にする予定であれば経営者になるための教育を受けることになるので、それ相応の教育資金を用意しなければなりません。

・老後資金
退職後、公的年金だけではゆとりのある生活が送れません。経営者は基本的に退職金を自分で用意しないといけないため計画的に退職後の準備をしておくことで、老後もゆとりのある生活を送ることができます。生命保険を活用した財源準備などがあるので、詳細はファイナンシャルプランナーへご相談ください。


繰り返しになりますが、経営者は3大資金の他にも、投資資金やリスク対策資金といった会社の危機を救うための資金を用意しなければなりません。一般の方と経営者ではライフプランの考え方が異なるので、経営の専門知識を持ったファイナンシャルプランナーへの相談をおすすめします。

当事務所は税理士としてのサービスのほか、保険見直しや住宅取得支援などのライフプランニングも行っております。ライフプランのご相談は、当事務所へお任せください。